五感で感じる贅沢な時間を提供 進化する温泉旅館
神奈川県内で頑張る中小企業の皆さまのインタビューをご紹介します。
五感で感じる贅沢な時間を提供 進化する温泉旅館
1965年1月に、別荘を改築して湯河原にて開業しました。
昭和モダニズム香る木造りの落ち着いた9室の部屋をご用意しています。
ミシュラン2つ星を獲得した料理と上質な接客サービスは評価が高く、目が肥えたお客様が神奈川県・東京都を中心にいらっしゃいます。
旅館は体験型の商品のため、お客様が過ごす24時間をいかに特別なものにするかにこだわっています。
贅沢をしたな、と豊かな気持ちになる余韻が帰りに残っていないといけない。
浴衣の素材、寝具の質、メモ用紙など五感で感じる贅沢さへのこだわり。
見守られている安心感がありながらも、邪魔にならないサービス。
やっていることは非常に小さなことの積み重ねですが、それが大きな感動に繋がると信じています。
醒めない夢の一部を演出する設備投資
マーケットとして、高級旅館とホテルの境目がなくなってきています。
時代はどんどん変わっています。
例えば、昔であれば多少冷房の効きが悪くても「不便さも旅館の風情だよね」と認められていました。
しかし、今は不便さを我慢する時代ではありません。ホテルがいかに快適さを高めるかを追求している中で、「風情=不便」という古い考えのままでは追いつけない。
雰囲気を演出する建物・設備も重要です。
お客様に「夢」を売っている以上、その「夢」が醒めないようにしなければならない。
平成27年に客室を改修した際には、さがみ信用金庫の融資を保証付きとしたことで、資金調達の幅が広がり、こだわりを演出することができました。
また、今年も、さがみ信用金庫のご協力を受けてバックスペースを改修しました。
働く空間を快適にすることでスタッフの洞察力を高め、より高いレベルのサービス提供を目指すため、今後も設備投資が不可欠です。
何度でも訪れたい「暮らすように泊まる旅館」を目指す
今後は、何度でも訪れたくなる「暮らすように泊まる旅館」を目指していきたいと考えています。
客室を寝室だと例えると、リビングや食堂など家のように機能を分散させていきたい。
人間は同じ場所にいると飽きると思うのです。
お客様が自然を楽しんでいただきながら、建物内を回遊できることで、さらにこの場所を楽しんでいただけるようにしたいと考えています。
「暮らすように泊まる旅館」を実現するためには、私たちが進化していかなければなりません。
お客様に感動を与える、お客様の想像の一歩先を行く旅館でありたいと思います。
会社名 | 有限会社 石葉 |
代表取締役 | 小松 秀彦 |
所在地 | 足柄下郡湯河原町宮上749 |
事業内容 | 旅館 |
ホームページ | https://www.sekiyou.com/ |