きらりと輝く!かながわ企業インタビュー

神奈川県内で事業を営む中小企業経営者の皆さまのインタビューをご紹介します。

自分が そしてお客さんが一番リラックスできる場所を目指して

神奈川県内で頑張る中小企業の皆さまのインタビューをご紹介します。

自分が、そしてお客さんが 一番リラックスできる場所を目指して

広大なぶどう畑の景観、蔦や葉の美しいしなやかな形、愛犬との散歩がとても好きで、
そこから「ぶどう畑のさんぽ道」という名前で
2018年12月に平塚駅から徒歩10分ほどのところにオーガニック野菜と出汁を使ったやさしい味のお料理とワインのマリアージュを楽しんでいただけるレストランをオープンさせました。

大の犬好きのため、ワンちゃんも入店可能にしました。

お客さんが一番リラックスできる場所、
散歩道を歩いているときにちょっと立ち寄れるような場所を目指しています。

ブティックのようなワインセラー

レストランが軌道に乗ってきたタイミングでコロナがあり大きな影響を受けましたが、
これをチャンスと捉えて、
起業当初から思い描いていたワインショップの経営を、前倒しして開始することを決めました。

店舗の2階にオープンし、ネット販売も行っています。

ワインを貯蔵するためのワインセラーは、量販店のように種類を多く置くのではなく、
お客さんが中に入ってゆっくり見ながら商品を手にとれる、
そして季節ごとに変わる商品があるので、また次に来店された時に新しい発見がある、
そんなブティックのようなワインセラーになっています。

ワインはテイスティングして、自分が好きだと思ったものしか置きません。

ワンちゃんがデザインされたものや女性オーナーさんが作ったもの、
オーガニックや自然派のワインなどを選んでいます。

ワインショップ開業までの 道のり

ワインショップのオープンまでには大変な苦労がありました。

商工会議所から補助金制度を紹介していただき、無事に採択されたのですが、
実際にお金が出るまでの事業に必要な融資が下りないという事態になってしまいました。

もう事業も進めていたのでどうしようかと悩んでいたところ、
平塚市役所で経営相談窓口にいた保証協会の方を紹介していただき、
資金繰りの相談にのっていただきました。

担当の方からは、補助金が採択されていて、国でも後押ししている政策に沿った事業なので、
融資の可能性は十分にあることなど親身になってアドバイスをいただきました。

その後、計画の細かい部分などを見直し、再度融資の申込を行ったところ、
無事に融資が下りることとなりました。

この融資が下りないとワインショップオープンには至らなかったので、
保証協会の方には大変感謝をしています。

ワインをきっかけに 人と人との巡り合いの場をつくりたい

昨年11月にスペインのワイナリーのオーナーご夫妻をお招きして、
一般の方を対象としたワインのセミナー試飲販売会を開催し、大好評でした。

コロナ禍が落ち着いた後には、
飲食店、酒屋さん、それぞれのメリットを活かしてお客さまに楽しんでいただけるイベントを多く開催していきたいと思います。

作家さんとワインのコラボレーションなども検討しています。
海外からのゲストもたくさんお呼びしたいです。

店舗名ぶどう畑のさんぽ道
店主髙梨 恭子
所在地平塚市松風町9-12
事業内容ワインショップ、レストラン
ホームページhttps://budousanpo.thebase.in/