きらりと輝く!かながわ企業インタビュー

お寺カフェをコンセプトに、地元小田原で創業

神奈川県内で頑張る中小企業の皆さまのインタビューをご紹介します。

お寺カフェをコンセプトに、地元小田原で創業。

2018年3月20日に、「お寺カフェ」のコンセプトで地元でもある伊豆箱根鉄道大雄山線の飯田岡駅から徒歩5分ほどの立地にお店「瑞鳥庵」をオープンしました。

主な事業は、精進料理などを提供するカフェ事業、サロン事業、ワークショップ事業の3つの柱で成り立っています。
最近では、星占い、カラーセラピーなどのサービスも始めていて、こちらも人気です。

お客さまは小田原市、南足柄市などの近隣からが多いですが、遠方からも「お寺カフェ・精進・ハーブ」などのキーワードで検索されて来られたり、当店の特徴でもある「青いチーズケーキ」をお友達のSNSで見て、というのがきっかけで来店されるお客さまもいらっしゃいます。

みんなが集まる、楽しく会話ができる、そんな場所を作りたい。

創業のきっかけは、実家でもあるお寺で所有していた物件を、近所の人や檀家さんなど、みんなが集まれる場所にしたいという想いを持っていたことや、前職で新店舗の立ち上げやリニューアルを数多く経験する中で、お店を自分の思いどおりにやってみたいという気持ちが強かったことです。

最初はカフェにするかどうかも悩んでいて、まずは小田原市の人口分布をチェックしたり、ニーズを調べることからスタートしました。

調べていくうちに、小田原市は、40〜50代の単身か2人暮らしが多いこと、そして良いものが好きで、それを広めたい、新しいものを先取りしたいという想いを抱えていることも分かりました。

また、実家がお寺ということもあり、自分なりの精進料理を楽しく会話しながら食べていただきたいと考え、「お寺カフェ」をコンセプトに、精進料理などを提供する事業プランを中心に1年以上かけて固めていきました。

創業したからこそ、経験できた。

実際に創業してみて、初めて融資を受ける際など、自分のやっていることが正しいのかという悩みも多くありましたが、周りの方々からの支援のお陰でここまでやってこれました。

特に、小田原市の起業スクールをきっかけに、さがみ信用金庫や日本政策金融公庫の担当者の方々からは、金銭面だけでなく、分からない書類のことなどを一から丁寧に教えてくださいました。
また、信用保証協会の方も訪ねてきてくださり、事業プランなどを直接説明することができました。融資に関する支援を後押ししていただき、本当に助かりました。

ルールを自分で決めなければいけなかったり、自分で動かない限り物事が進まなかったり、疲れることもありますし、大変なこともあります。
一方で、フレキシブルに動けるということ、そして前職ではあまり経験できなかった「現場に出てお客さまと直接話せるようになったこと」、「近所の人から応援の声を聞けること」は、創業しないと経験ができなかったことだと思います。

当初は、「立地が悪いから誰も来ない」、「やっても無駄」という人もいましたが、これまでの店舗立ち上げ経験から、場所や立地が悪いからこそ、ここにしかないもの、ラグジュアリーな空間を作ればお客さまは来てくれると感じていました。
お店をオープンしてまだ間もないですが、予想どおりのお客さまの反応をいただいて嬉しく思っています。

今後は、こども食堂としても。

実は今、次に取組みたいと思っていることは、こども食堂なんです。こども食堂をやりたいという方との出会いをきっかけに、行政の方も交えて話し合いを進めています。
17時〜20時くらいの時間帯で、子どもが一人で来ても良いし、お母さんがお茶しに来ても良い。障害者の方も受け入れられるような場所にもしたい。まずは月に1回など少しずつ始めていけたらと思っています。

これも、創業しなかったらやろうとは思わなかったですね。

創業するまではそれなりにできると思っていても、いざ始めてみると、手が追いつかなかったり、精神的に辛いこともありました。できてないことが多くて、焦りもあります。お店がオープンするまでは収入もない状態です。

これから創業される方には、そんな状況でも、ほどよく息抜きをしながらストレスを貯めずに、自分の想いを形にしていって欲しいと思います。

企業概要

店舗名瑞鳥庵(ZUICHOAN)
代表長谷川 麻美
所在地小田原市北ノ窪145
事業内容お寺カフェ
ホームページhttp://zuizhoan.jp